ドイツW杯アジア一次予選・日本xオマーン

いや〜、最初から最後まで安心して見てられる試合でした。日本は本当に強くなったと、心から思えます。余程の実力差がなければ、ああいう試合はできません。例えるなら、横綱と学生アマチュア横綱の取り組みのような試合でした。

ぼくはジーコ監督になってから最初の一試合目、確かイラン戦だったと思うのですが、メンバー選考を見てアジア一次予選落ちもあり得るとまで考えていました。だって、黄金のカルテットと称して中田、小野、中村、稲本を並べるんですよ。しかも、その後も変える様子もなく使い続けていましたし。そのうちの誰かがリーグ戦で忙しいとか、ケガで欠場でもしたらどうするつもりだと思っていたら、今年始めのオマーン戦、シンガポール戦で一気に問題が表層化しましたね。ただ、それも致命的には至らずに済んで、本当によかったです。(まだ、MFに汗かきタイプの選手が選ばれないことには私は納得していません。)

日本はこれで最終予選へと進んだわけですが、アジアカップでの戦いぶりではまだ不安が残ります。(4試合も続けて引き分けではアウト)それも今後1年間の強化さえ間違わなければ、確実にW杯へは行けるでしょうね。あのひりひりするような緊張感を持つ最終予選がもう見られないのは少し寂しいですが。